#68  『山に生きる』上椎葉の民宿「焼畑」で暮らしの知恵に触れました。
椎葉村の旅|自然とともにある生活に捨てる物はない。
- 『山に生きる』上椎葉の民宿「焼畑」で暮らしの知恵に触れました。
焼畑の伝統は、山に護られた民族の魂。
- 不便の中から生まれる豊かさこそが本物。
- 日本でただ一軒家だけ「伝統的な焼畑」で、山の自然の生態系を壊さずに様々な自然の恵みを上手に活用して何百年間も生き続けている家に泊まって来ました。『ほぼ自給自足の生活では棄てるものはない。』等、文明の進んだ中で毎日生活している私にはとても良い経験でした。不便で何にも無い場所での暮らしには、質素ではあるが豊かで大切なものがありました。
民宿「焼畑」と椎葉氏この民宿『焼畑』を営むのは、代々この地を受け継いできた椎葉氏。先祖代々受け継がれてきた焼畑農法を、現代に継承しながら守り続けておられます。また民泊を経営されていた故椎葉クニ子さんは、99歳で亡くなるまで、焼畑と共に暮らし、驚くほど多くの山菜・薬草を識別できる知識を持っておられた著名人で、それらの知恵をまとめた著書『山と生きる』も出版されています。その言葉や暮らしぶりは、今もこの地を訪れる人々の記憶に生き続けています。
民泊『焼畑』は宿泊を受け入れながらも、観光化され過ぎることなく、ありのままの暮らしを見せてくださる姿勢に、深い信念と覚悟を感じます。興味のある方は、ぜひ一度、椎葉村を訪ねてみてください。